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Google Nik Collectionは無料で最強のHDR作成ソフトだと思う

Google Nik Collectionは無料で提供されている画像編集ソフトだ。単体でも動作するが、Adobe LightroomやPhotoshopと組み合わせることで真価を発揮する。 その中でもHDR Efex Proはお気に入りのツールだ。

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Google Nik Collectionは無料で提供されている画像編集ソフトだ。単体でも動作するが、Adobe LightroomやPhotoshopと組み合わせることで真価を発揮する。 その中でもHDR Efex Proはお気に入りのツールだ。

「HDR」 という撮影技法は、もう既に定着したものだろう。

簡単に説明すると、HDRとは、このように数枚(一般には3枚以上)の露出の異なる写真を撮り、合成することで、カメラのダイナミックレンジを飛躍的に向上させる手法だ。露出ブラケット撮影をすれば簡単に元のデータは撮影できる。

問題は「どうやって合成するか」だ。

HDRを使わなかった場合

まずはHDR技法を使わずに、彩度やコントラストを変更したものだ。

彩度とコントラストを調整をしたもの

E-P5 with LUMIX G 14/F2.5 / 14 mm , 1/200 , f/8 , ISO200 (4.8 MB)

鮮やかではあるものの、この状態では、黒つぶれや白飛びが目立つように思う。

LightroomでHDRを生成する

では本題。以下はLightroom標準機能のHDR合成機能を使用して生成した画像だ。

Lightroom HDR (non processed)

E-P5 with LUMIX G 14/F2.5 / 14 mm , 1/3200 , f/8 , ISO200 (4.1 MB)

どうだろう。自然ではあるが、魅力に欠けているのではないだろうか。 HDRをHDRらしくするためには、彩度とコントラストを大きく変更する必要がある。

Lightroom HDR

E-P5 with LUMIX G 14/F2.5 / 14 mm , 1/3200 , f/8 , ISO200 (5.1 MB)

しかし、単に彩度を変えただけでは赤みは出てこない。 赤をもっと赤くし、青い空をそのまま残すためには、カラーバランスを大きく変更しなければダメだ。 HDRをHDRらしくするには、面倒だけどバランスを調整する必要性があるように思う。

Nik CollectionのHDRを試す

そこで登場するのが、Nik CollectionのHDR Efex Proツールである。

Lightroomからの起動の仕方は、LightroomでHDR合成したい写真を複数枚選択し、「書き出し」メニューから「HDR Efex Pro 2」を選択するだけである。これであとは、HDR Efex Proのガイドに従うだけで簡単操作でHDR画像が生成される。

HDR by HDR Efex Pro 2

E-P5 with LUMIX G 14/F2.5 / 14 mm , f/8 , ISO200 (6.8 MB)

これこそHDRだ!HDRに期待している鮮やかさになっているんじゃないだろうか。 このような加工が無料でできるのはNik Collectionの凄いところである。

まとめ

私はNik CollectionのHDR Efex Proの出力が最も望ましく、簡単で、魅力的な画像に思えた。

HDRで撮影することは簡単な時代だ。良い景色に出会ったとき、ぜひともブラケット撮影をして頂きたい。

そして、家に帰ってから写真を見たときに「何か違うな」と思ったら、次はHDR合成を試みてもらいたい。Adobe Lightroomのユーザーなら、何も悩むことなく使いこなすことができるはずだ。

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